京都・仁和寺で、2026年9月14日から秋季限定の黒猫御朱印「経蔵と黒猫」の授与が始まりました。

仁和寺の黒猫御朱印は、かわいいだけではありません。
今回のデザインには重要文化財「経蔵」を舞台に、黒猫だけでなく唐獅子・白象・黒龍まで登場。
さらに黒猫のルーツをたどると、約1,100年前に宇多天皇が愛した一匹の黒猫へとつながります。
この記事では、「経蔵と黒猫」の授与期間・料金・場所などの最新情報から、黒猫が描かれる理由、2026年限定御朱印、経蔵の特別拝観までまとめました。
「SNSで見た黒猫御朱印が気になる!」という方は、ぜひ参拝前の参考にしてください。
仁和寺の黒猫御朱印「経蔵と黒猫」が9月14日から授与開始
京都・仁和寺で、2026年9月14日(月)から秋季限定の黒猫御朱印「経蔵と黒猫」の授与が始まりました。
仁和寺で人気の「黒猫御朱印」シリーズの2026年秋バージョンです。
まず、今回の御朱印について分かっている情報をまとめます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 御朱印名 | 秋季限定黒猫御朱印「経蔵と黒猫」 |
| 授与開始日 | 2026年9月14日(月)~ |
| 授与終了日 | 現時点で公式発表なし |
| 授与料 | 1躰 1,500円 |
| 受付時間 | 9:00~16:30 |
| 授与所 | 金堂前納経所 |
仁和寺公式からも、9月14日から授与開始と正式に案内されています。
[外部リンク:仁和寺公式|秋季限定黒猫御朱印「経蔵と黒猫」9月14日より授与開始]
黒猫が紅葉を眺める2026年秋限定デザイン
今回の黒猫御朱印の舞台となっているのは、仁和寺境内にある重要文化財「経蔵(きょうぞう)」です。
御朱印には経蔵内部にある回転式の書架「輪蔵(りんぞう)」と、そこに収められている「一切経」が舞う様子が描かれています。
そして、その周りには文殊菩薩の眷族である唐獅子、普賢菩薩の眷族である白象、さらに黒龍まで登場。
かなり賑やかなデザインです。
……では、主役の黒猫は何をしているのか。
紅葉に夢中。
知恵を象徴する経典や唐獅子、白象たちが集まっている横で、黒猫だけは秋の紅葉を楽しんでいるという、なんともかわいらしい構図になっています。
単に「猫を描いたかわいい御朱印」ではなく、仁和寺の歴史や経蔵にまつわる要素が詰め込まれているのが今回の特徴です。
「経蔵と黒猫」はいつまで?終了日は発表されていない
限定御朱印となると気になるのが、
「いつまで授与されるの?」
という点ですよね。
仁和寺公式では「2026年9月14日(月)~」と案内されていますが、この記事執筆時点では終了日は明記されていません。
そのため、「○月○日まで」と断定することはできません。
過去の黒猫御朱印には予定数に達して授与終了となったものもあるため、今回の「経蔵と黒猫」が欲しい方も、早めに確認しておいた方がよさそうです。
特に今回は秋季限定御朱印。
SNSで話題になって「欲しい」と思った方は、参拝前に仁和寺公式サイトや公式SNSで最新の授与状況を確認することをおすすめします。
実は授与開始日の9月14日は「今日」
そして今回の記事を公開する2026年9月14日は、まさに「経蔵と黒猫」の授与開始日です。
仁和寺公式Xによる事前告知にも多くの反応が集まり、黒猫御朱印公式キャラクター「黒若丸」からも今回のデザインが紹介されています。
これまでにも季節ごとに登場してきた仁和寺の黒猫御朱印ですが、2026年秋は「経蔵」がテーマ。
では、そもそも今回描かれている経蔵とはどんな建物なのでしょうか。
そして、なぜ仁和寺の御朱印には黒猫が登場するのでしょうか。
ここから今回の黒猫御朱印に込められたモチーフを、もう少し詳しく見ていきます。
2026年秋限定「経蔵と黒猫」はどんな御朱印?
2026年秋季限定の黒猫御朱印「経蔵と黒猫」。
パッと見たときに目を引くのは、やはりかわいらしい黒猫です。
しかし今回の御朱印、よく見ると黒猫以外にもさまざまなモチーフが描かれています。
実は一つひとつに、仁和寺の経蔵や秋にちなんだ意味があります。
舞台は重要文化財「経蔵」
今回の御朱印のテーマになっているのが、仁和寺の経蔵(きょうぞう)です。

経蔵は寛永~正保年間に建立された重要文化財で、内部中央には八面体の回転式書架である「輪蔵(りんぞう)」があります。

輪蔵には各面96箱、合計768もの経箱が備えられ、その中には天海版の『一切経』が収められています。
今回の御朱印では、この輪蔵から一切経が知恵を放ちながら舞っているような世界が表現されています。
仁和寺公式は、
秋=読書の秋、知恵を蓄える秋
という発想から経蔵を今回のテーマにしています。
単純に紅葉を描いた秋限定御朱印とは、ちょっと違うんですね。
唐獅子と白象にもちゃんと意味がある
舞う一切経を楽しそうに眺めているのが、唐獅子と白象です。
これも単なるかわいい動物キャラクターではありません。
仁和寺の経蔵内部には釈迦如来・文殊菩薩・普賢菩薩などが安置されています。
そして今回描かれている唐獅子は文殊菩薩の眷族、白象は普賢菩薩の眷族として登場しています。
御朱印だけを見ると、
「猫にライオンに象?」
という不思議な組み合わせですが、実際の経蔵内部とつながっているわけです。
黒龍は宇多天皇と黒猫をつなぐ重要な存在
さらに注目したいのが黒龍です。
仁和寺の経蔵の壁面には八大菩薩や十六羅漢などとともに、黒龍も描かれています。
そして、この黒龍には仁和寺の黒猫御朱印そのものにつながる面白いエピソードがあります。
仁和寺を創建した宇多天皇は黒猫をとてもかわいがっていました。
自身の日記『寛平御記』では、その黒猫について、歩く姿を雲の上にいる黒い龍のようだと表現しています。
つまり今回の御朱印では、
経蔵に描かれた黒龍
↓
宇多天皇が愛猫を黒龍に例えた逸話
↓
仁和寺の黒猫
という、歴史をまたいだつながりまで表現されているんです。
そんな中、黒猫は紅葉に夢中
ここまで見ると、
「知恵」「一切経」「文殊菩薩」「普賢菩薩」「黒龍」……
と、かなり壮大な世界になっています。
ところが肝心の黒猫はというと、
紅葉に夢中。
一切経が舞い、唐獅子と白象がその様子を楽しんでいる横で、黒猫だけは秋の景色を楽しんでいます。
この絶妙な“猫らしさ”がかわいい。
歴史や仏教美術をしっかり下敷きにしながら、最後は自由気ままな黒猫に持っていくところも、「経蔵と黒猫」の魅力ではないでしょうか。
そして、この黒猫がただの仁和寺オリジナルキャラクターではないことも重要です。
仁和寺と黒猫の関係をたどっていくと、約1,100年前に黒猫を溺愛していた宇多天皇に行き着きます。
次は、「なぜ仁和寺といえば黒猫なのか?」を詳しく見ていきましょう。
なぜ仁和寺に黒猫?宇多天皇が愛した猫が由来
仁和寺の黒猫御朱印を初めて見た人なら、
「そもそも、なぜ仁和寺に黒猫なの?」
と思うかもしれません。
実はこの黒猫、最近作られた単なるマスコットではありません。
そのルーツをたどると、仁和寺を創建した第59代・宇多天皇と一匹の黒猫に行き着きます。
しかも、そのエピソードが記録されたのは平安時代。
今から1,100年以上前のことです。
宇多天皇は黒猫をかなり溺愛していた
仁和寺は、光孝天皇が建立を発願し、その遺志を継いだ宇多天皇によって仁和4年(888年)に完成した寺院です。
宇多天皇は後に出家し、仁和寺の第1世となりました。
そんな宇多天皇が自身の日記『寛平御記(かんぴょうぎょき)』に残しているのが、愛猫だった黒猫についての記述です。
ただ「猫を飼っていた」と書かれている程度ではありません。
毛色や体格、目や耳、歩く姿、ネズミを捕る能力など、愛猫の魅力をかなり細かく書き残しています。
たとえば、ほかの猫とは違って墨のように真っ黒な毛色を愛で、その姿についても詳しく描写しています。
さらに宇多天皇は、黒猫を毎朝世話して大切に育てていたことまで記録しています。
1,100年以上前の文章なのに、やっていることは現代の猫好きとあまり変わらない。
そのため『寛平御記』のこの記述は、現代では「日本最古の猫ブログ」になぞらえて紹介されることもあります。
歩く姿を「雲の上を行く黒龍」のようだと表現
そして今回の「経蔵と黒猫」にも直接つながってくるのが、宇多天皇による愛猫の表現です。
宇多天皇は黒猫が歩く姿を、
まるで雲の上を行く黒龍のようだ
と表現しています。
これが、今回の秋季限定黒猫御朱印に登場する「黒龍」と重なります。
仁和寺の経蔵の壁にも黒龍が描かれており、仁和寺公式も今回の御朱印について、宇多天皇が日記で愛猫を「黒龍のようだ」と例えた逸話を思い起こさせると説明しています。
つまり「経蔵と黒猫」に黒猫と黒龍が一緒に描かれているのは、単なる偶然ではありません。
経蔵に描かれた黒龍と、約1,100年前に宇多天皇が愛した黒猫。
仁和寺の歴史を知ると、この2つが一本につながります。
黒猫は父・光孝天皇から譲られた猫だった
もう一つ興味深いのが、宇多天皇がこの黒猫を飼うことになった経緯です。
『寛平御記』に残された記述によると、この黒猫はもともと大宰府から先帝である光孝天皇に献上された猫でした。
光孝天皇がかわいがった後、宇多天皇へ譲られたとされています。
宇多天皇にとっては、単に珍しくてかわいい黒猫というだけではなく、父から譲り受けた大切な猫でもあったわけです。
宇多天皇自身も、猫を大切にしている理由について、その能力が優れているからだけではなく、先帝から譲られた存在だからという趣旨を書き残しています。
そう考えると、愛猫についてこれほど詳しい記録を残した理由も少し見えてくる気がします。
仁和寺の黒猫御朱印は1100年以上前のエピソードから生まれている
現在ではかわいらしいイラストで人気を集めている仁和寺の黒猫御朱印。
しかし、その背景にあるのは、
888年に完成した仁和寺
↓
創建した宇多天皇
↓
宇多天皇が愛した黒猫
↓
『寛平御記』に残された愛猫の記録
↓
現代の黒猫御朱印
という、1,100年以上にわたるつながりです。
[参考:国立国会図書館サーチ|「宇多天皇の驪猫―『寛平御記』寛平元年十二月六日条の解釈をめぐって」]
「猫がかわいいから欲しい」と思って手に取った御朱印から、平安時代の天皇と一匹の黒猫の物語にたどり着く。
これも仁和寺の黒猫御朱印が面白いところではないでしょうか。
そして2026年は、仁和寺と黒猫にとってさらに特別な年です。
仁和寺が完成したのは888年。2026年は令和8年。そして今年の8月8日は「8」が3つ並ぶ特別な日でした。
そのため仁和寺では、2026年ならではの黒猫御朱印も登場しています。
次は、現在授与されている黒猫御朱印と、2026年限定デザインについて整理します。
2026年はほかの黒猫御朱印もある?「和歌と黒猫」との違い
仁和寺の黒猫御朱印について検索すると、「経蔵と黒猫」以外のデザインも出てきます。
そこで、
「今もらえる黒猫御朱印はどれ?」
と迷ってしまう方もいるかもしれません。
2026年9月14日現在、仁和寺では今回紹介している秋季限定「経蔵と黒猫」だけでなく、令和8年限定御朱印「和歌と黒猫」も授与されています。

一方、2026年8月8日に行われた特別な黒猫御朱印の授与はすでに終了しています。
「和歌と黒猫」は2026年限定で現在も授与中
「和歌と黒猫」は、仁和寺を創建した宇多天皇と和歌の関係をテーマにした御朱印です。
宇多天皇は自ら歌合を主催するほど、和歌や漢詩を好んだ人物でした。
御朱印の上部に描かれた扇には、宇多天皇が詠んだ、
「おほぞらを わたる春日の影なれや よそにのみして のどけかるらむ」
という和歌が記されています。
この歌は、長く宮中へ戻ってこない「刑部の君」という更衣へ贈られたものです。
仁和寺公式では、その歌に登場する「こちらを気にせずのどかに過ごす姿」を、自由気ままな猫の性質にも重ねています。
そして下側の扇に描かれているのは「曲水の飲(曲水の宴)」。
宇多天皇がたびたび催し、菅原道真も参加したと伝えられる宴の様子が表現されています。
黒猫のかわいさだけでなく、宇多天皇の文化人としての一面まで楽しめる御朱印になっています。
「和歌と黒猫」の授与情報は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 御朱印名 | 令和8年限定「和歌と黒猫」 |
| 授与料 | 1躰 1,300円 |
| 受付時間 | 9:00~16:30 |
| 授与所 | 金堂前納経所 |
つまり2026年9月14日現在は、
秋季限定「経蔵と黒猫」
+
令和8年限定「和歌と黒猫」
という、異なるテーマの黒猫御朱印を楽しめることになります。
[外部リンク:仁和寺公式|秋季限定黒猫御朱印「経蔵と黒猫」]
8月8日限定の「888特別御朱印」はすでに終了
一方、検索やSNSで注意したいのが2026年8月8日の情報です。
2026年は「令和8年」。
そして仁和寺が完成したのは888年です。
さらに8月8日は「世界猫の日」でもあります。
そこで仁和寺では、
令和8年8月8日=「8・8・8」
という特別な日に合わせ、通常の黒猫御朱印に特別な金印を押した「888特別御朱印」が授与されました。
「旧御室御所」と「菊紋」の金印が、この日だけ特別に押印されています。
対象となったのは、
「和歌と黒猫」1,300円
「南庭と黒猫」1,500円
の2種類でした。
ただし、こちらは2026年8月8日の1日限定。
仁和寺公式でも現在は「終了いたしました」と案内されています。
SNSや検索結果には当日の写真や紹介記事が残っているため、
「この黒猫御朱印も今もらえるの?」
と勘違いしないよう注意してください。
今狙うなら秋季限定「経蔵と黒猫」
2026年9月14日現在、特に注目したいのはやはり今日から授与が始まった「経蔵と黒猫」です。
「和歌と黒猫」が宇多天皇の和歌や文化をテーマにしているのに対し、「経蔵と黒猫」は一切経や輪蔵、唐獅子、白象、黒龍、紅葉などを組み合わせた秋らしいデザイン。
同じ黒猫でも、かなり世界観が違います。
しかも「経蔵と黒猫」は秋季限定であり、現時点では終了日が発表されていません。
「黒猫御朱印が欲しくて仁和寺へ行く」
という方は、今回の「経蔵と黒猫」と「和歌と黒猫」の両方をチェックしてみてもよさそうです。
そして「経蔵と黒猫」が気になった方には、もう一つ見逃せないものがあります。
今回の御朱印の舞台になった重要文化財「経蔵」そのものです。
実は仁和寺では、この秋に経蔵内部の特別拝観も予定されています。
次は、御朱印と一緒に見ておきたい「経蔵」について紹介します。
御朱印に描かれた仁和寺の経蔵は特別拝観できる?
「経蔵と黒猫」の御朱印を見て、
「せっかく仁和寺へ行くなら、実際の経蔵も見てみたい」
と思った方もいるのではないでしょうか。
今回の御朱印の舞台になっている「経蔵」は、仁和寺の重要文化財です。
そして2026年秋には、通常は内部を見ることができない経蔵の特別拝観も行われます。
黒猫御朱印をきっかけに仁和寺へ行くなら、ぜひチェックしておきたい場所です。
仁和寺の経蔵は重要文化財
仁和寺の経蔵は、寛永~正保年間に建立された建物です。
内部中央にあるのが、これまで紹介してきた八面体の回転式書架**「輪蔵(りんぞう)」**。
各面に96箱、合計768もの経箱が備えられ、その中には天海版の『一切経』が収められています。
さらに内部には、
- 釈迦如来
- 文殊菩薩
- 普賢菩薩
など六躯を安置。
壁面には八大菩薩や十六羅漢などが描かれています。
今回の「経蔵と黒猫」に登場する唐獅子や白象、黒龍といったモチーフも、この経蔵の世界観とつながっています。
仁和寺公式によると、輪蔵のある寺院は京都でも3カ所のみ。
御朱印のデザインを知ったあとに実物を見ると、「あ、これが黒猫御朱印に描かれていた場所か」と違った楽しみ方ができそうです。
9月30日に経蔵の特別拝観を実施
仁和寺では、2026年9月30日(水)に「経蔵」の特別拝観が行われます。
現時点で発表されている内容は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開催日 | 2026年9月30日(水) |
| 拝観時間 | 10:00~16:30 |
| 最終受付 | 16:00 |
| 拝観料 | 大人800円 |
| 高校生以下 | 無料 |
普段は非公開となっている経蔵内部を実際に見ることができる貴重な機会です。
「経蔵と黒猫」の授与開始が9月14日なので、
黒猫御朱印をいただく
↓
御朱印に描かれた経蔵を実際に見る
という楽しみ方もできます。
なお、9月30日は仁和寺御所庭園が拝観停止となるため、この日に訪れる予定の方は注意してください。
[外部リンク:仁和寺公式|「経蔵」特別拝観 9月30日(水)]
9月30日には経蔵公開限定の特別御朱印も
さらに9月30日は、経蔵を見るだけではありません。
経蔵公開限定の特別御朱印も授与されます。
用意されるのは、
- 「釈迦如来」
- 「文殊菩薩」
- 「普賢菩薩」
の御朱印。
授与料は各1躰700円で、書置きのみ。
授与所は「経蔵と黒猫」と同じ金堂前納経所、受付時間は9:00~16:30です。
つまり9月30日に仁和寺を訪れれば、
秋季限定「経蔵と黒猫」
+
経蔵内部の特別拝観
+
経蔵公開限定御朱印
を一度に楽しめる可能性があります。
黒猫御朱印を目当てに仁和寺へ行こうと考えている人にとっては、かなり魅力的な日ではないでしょうか。
ただし「経蔵と黒猫」については終了日が発表されていないため、9月30日にも確実に授与されているとこの記事で保証することはできません。
実際に訪れる際は、仁和寺公式サイトで最新の授与状況を確認してください。
黒猫御朱印を見てから本物の経蔵を見るのも面白い
今回の「経蔵と黒猫」は、単なる秋らしいイラストではありません。
輪蔵、一切経、文殊菩薩、普賢菩薩、唐獅子、白象、黒龍。
実際の経蔵や仁和寺の歴史をもとに、さまざまなモチーフが一枚の御朱印に落とし込まれています。
だからこそ、
御朱印を見る → モチーフの意味を知る → 実物の経蔵を見る
という順番で楽しめるのが今回の黒猫御朱印の面白いところです。
そして実際に仁和寺へ行くとなれば、次に知りたいのは、
「黒猫御朱印は境内のどこでもらえる?」
「仁和寺へはどうやって行けばいい?」
というところでしょう。
次は、黒猫御朱印の授与場所と仁和寺へのアクセスをまとめます。
仁和寺の黒猫御朱印はどこでもらえる?アクセス・受付時間
2026年秋季限定の黒猫御朱印「経蔵と黒猫」は、仁和寺境内の金堂前納経所で授与されています。
「仁和寺まで行ったけれど、どこでもらえばいいのか分からない」とならないよう、受付時間やアクセスも確認しておきましょう。
「経蔵と黒猫」は金堂前納経所で授与
仁和寺公式が発表している「経蔵と黒猫」の授与情報は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 授与開始 | 2026年9月14日(月)~ |
| 授与料 | 1躰1,500円 |
| 受付時間 | 9:00~16:30 |
| 授与所 | 金堂前納経所 |
同じく2026年に授与されている令和8年限定**「和歌と黒猫」**も、金堂前納経所で受けることができます。
[外部リンク:仁和寺公式|秋季限定黒猫御朱印「経蔵と黒猫」]
境内マップを見ると、金堂は仁和寺境内の北側。
二王門から入った場合は、中門を通り、五重塔や観音堂などがあるエリアを抜けて金堂方面へ進む形になります。
今回の御朱印の舞台になっている経蔵も金堂のすぐ近くにあります。
せっかく「経蔵と黒猫」をいただくなら、御朱印だけ受け取って帰るのではなく、実際の経蔵も一緒に見ておきたいところです。
[外部リンク:仁和寺公式|境内のご案内]
受付は16時30分までなので時間に注意
黒猫御朱印の受付時間は、
9:00~16:30
です。
仁和寺自体の拝観時間とは別に、御朱印には受付時間が設定されているため、夕方に訪れる場合は注意してください。
特に京都観光の最後に仁和寺へ立ち寄る予定を組む場合、
「仁和寺に着いたけれど御朱印の受付が終わっていた」
ということにならないよう、余裕を持って向かうのがおすすめです。
また、「経蔵と黒猫」は秋季限定御朱印ですが、この記事執筆時点では授与終了日が発表されていません。
訪問日が少し先になる場合は、仁和寺公式サイトで最新の授与状況を確認してから向かいましょう。
電車なら嵐電「御室仁和寺駅」から徒歩約3分
公共交通機関で仁和寺へ向かう場合、分かりやすいのが嵐電(京福電鉄)「御室仁和寺駅」です。
駅から仁和寺までは徒歩約3分。
京都駅からJRを利用する場合は、
京都駅
↓
JR嵯峨野線
↓
円町駅
↓
市バス26番で約10分
↓
仁和寺
というルートがあります。
また、JR花園駅から仁和寺までは徒歩約15分、タクシーなら約5分です。
京都駅から市バス26番を利用して、約40分で向かう方法もあります。
車の場合は仁和寺東側に駐車場あり
車で訪れる場合、仁和寺東側に駐車場があります。
普通車用は98台で、現在は24時間営業のコインパーキングとなっています。
ただし、仁和寺公式も混雑する時期には公共交通機関の利用を呼びかけています。
特に紅葉シーズンに入る秋は、道路や駐車場の混雑も考えられます。
黒猫御朱印を目的に訪れるのであれば、嵐電など公共交通機関を利用した方が動きやすいでしょう。
黒猫御朱印だけでなく仁和寺そのものも楽しみたい
仁和寺は888年に完成し、現在は「古都京都の文化財」の一つとして世界遺産にも登録されている寺院です。
境内には今回の御朱印に描かれた経蔵だけでなく、
- 国宝・金堂
- 五重塔
- 御影堂
- 観音堂
- 御所庭園
など、多くの見どころがあります。
黒猫御朱印がきっかけで初めて仁和寺を訪れる方も、少し時間に余裕を持って境内を巡ってみると、御朱印に描かれている世界をより楽しめると思います。
そして今回の「経蔵と黒猫」は、授与開始前からSNSでも注目を集めています。
約1,100年前の宇多天皇と黒猫の逸話が、なぜ今これほど人気の御朱印になっているのでしょうか。
最後に、仁和寺の黒猫御朱印がSNSで注目される理由を見ていきます。
仁和寺の黒猫御朱印はなぜ人気?SNSで注目される理由
2026年9月14日から授与が始まった、仁和寺の秋季限定黒猫御朱印「経蔵と黒猫」。
授与開始前からSNSでは、
「かわいい!」
「これは欲しい」
「黒猫好きにはたまらない」
と注目を集めています。
実際、仁和寺公式Xによる「経蔵と黒猫」の告知にも多くの反応が集まっています。
では、なぜ仁和寺の黒猫御朱印はこれほど人を惹きつけるのでしょうか。
まず単純に「黒猫×御朱印」がかわいい
やはり最初に目を引くのは、黒猫のかわいさです。
今回の「経蔵と黒猫」でも、一切経が舞い、唐獅子や白象、黒龍が登場する壮大な世界の中で、肝心の黒猫は紅葉に夢中。
この自由気ままな姿が、いかにも猫らしいですよね。
御朱印に詳しくなくても、
「この黒猫、かわいい」
というところから興味を持てるデザインになっています。
猫好きの人がSNSで写真を見て知り、そこから「仁和寺の御朱印なんだ」と興味を持つ流れも生まれやすいでしょう。
かわいいだけで終わらず「本当にあった歴史」につながる
ただ、仁和寺の黒猫御朱印の面白さはここからです。
黒猫を単なるマスコットとして描いているわけではありません。
仁和寺を創建した宇多天皇が、実際に黒猫をかわいがっていたという史実がベースになっています。
しかも宇多天皇は『寛平御記』に、
黒猫の毛色や体格、動き、毎朝乳粥を与えていたことまで細かく書き残しました。
その記録が残されたのは889年ごろ。
つまりSNSで「かわいい!」と話題になっている黒猫をたどっていくと、約1,100年前の猫好きな天皇にたどり着くわけです。
「猫の御朱印がかわいい」
だけなら、ほかにもあるかもしれません。
しかし、
かわいい黒猫
↓
宇多天皇の愛猫
↓
約1,100年前の『寛平御記』
↓
仁和寺の歴史
とつながっていくストーリーは、仁和寺ならではの魅力です。
季節ごとに黒猫の物語が変わるのも楽しい
仁和寺では、黒猫を同じデザインで繰り返し登場させているわけでもありません。
2026年だけを見ても、
「和歌と黒猫」では宇多天皇と和歌。
そして今回の、
「経蔵と黒猫」では読書の秋、一切経、経蔵、黒龍。
というように、黒猫を入口に仁和寺の歴史や文化へつながるデザインになっています。
そのため一度黒猫御朱印を知ると、
「次は黒猫が何をしているんだろう?」
と、新しい御朱印も気になってきます。
御朱印を集める楽しさと、キャラクターの物語を追いかける楽しさが両立しているんですね。
2026年秋は御朱印と実物の経蔵までつながる
さらに今回の「経蔵と黒猫」は、実際の仁和寺参拝にもつながっています。
御朱印に描かれている経蔵は実在する重要文化財。
内部には768もの経箱を備えた輪蔵があり、『一切経』が収められています。
そして2026年9月30日には、その経蔵内部を見られる特別拝観も予定されています。
つまり、
SNSで黒猫御朱印を発見
↓
黒猫のかわいさに惹かれる
↓
デザインの意味を調べる
↓
宇多天皇と黒猫の逸話を知る
↓
仁和寺へ行く
↓
実際の経蔵を見る
という楽しみ方までできるわけです。
かわいい御朱印が、1,100年以上続く仁和寺の歴史を知る入口になっている。
これこそ、仁和寺の黒猫御朱印が人気を集める大きな理由なのかもしれません。
「経蔵と黒猫」は今日9月14日から授与開始
そして、この記事を公開する2026年9月14日は「経蔵と黒猫」の授与開始日です。
仁和寺公式では、
授与料:1躰1,500円
受付時間:9:00~16:30
授与所:金堂前納経所
と案内されています。
終了日は現時点では発表されていません。
SNSで見かけて、
「この黒猫御朱印、欲しい!」
と思った方は、仁和寺公式の最新情報を確認したうえで足を運んでみてください。
かわいい黒猫の後ろには、宇多天皇と一匹の愛猫から始まった1,100年以上の物語があります。
その歴史を知ってから「経蔵と黒猫」を見ると、最初にSNSで見かけたときとは、少し違った御朱印に見えてくるかもしれません。
まとめ|仁和寺の黒猫御朱印「経蔵と黒猫」は2026年9月14日から授与開始
仁和寺では、2026年9月14日から秋季限定黒猫御朱印**「経蔵と黒猫」**の授与が始まりました。
今回のポイントをまとめると、
- 授与開始は2026年9月14日
- 授与料は1躰1,500円
- 受付時間は9:00~16:30
- 授与場所は金堂前納経所
- 終了日は現時点で発表されていない
- 重要文化財「経蔵」と紅葉を楽しむ黒猫がテーマ
- 黒猫のルーツは宇多天皇が愛した猫
- 令和8年限定「和歌と黒猫」も授与中
となっています。
最初は「かわいい黒猫の御朱印」だったものが、調べてみると宇多天皇の愛猫や『寛平御記』、経蔵、黒龍など、1,100年以上前の仁和寺の歴史につながっているのが面白いところです。
「経蔵と黒猫」は秋季限定ですが、終了日は明らかにされていません。
これから仁和寺へ行く方は、公式サイトで最新の授与状況を確認したうえで、ぜひ御朱印に描かれた本物の経蔵にも注目してみてください。

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